40歳代 女性
【肩こり】症例成果報告 40代 女性 K様
症状
- 肩こり
K様は慢性的な肩こりの痛みと、ある朝突然感じた首の違和感を訴えて来院されました。お仕事での長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が多く、日頃から肩の重さを感じていたとのことです。
【症状と原因】
問診と徒手検査を行ったところ、K様の症状は突然の痛みの発症というよりも、日々の姿勢の積み重ねによって徐々に筋肉や関節に負担が蓄積されていたことが肩こりの要因であると考えられました。
具体的には、首を前後に倒す(屈曲・伸展)、右に向ける(右回旋)といった動きで明らかな可動域の制限と痛みが確認されました。さらに、姿勢観察では、両肩が内側に巻き込み、肩甲骨も外側に開いた状態、いわゆる猫背姿勢になっており、それが首から肩にかけての筋肉に大きな負担をかけていることがわかりました。
特に、菱形筋(りょうけいきん)、肩甲挙筋(けんこうきょきん、板状筋(ばんじょうきん)といった、肩甲骨まわりや首を支える筋肉に強い緊張と硬さが見られました。これらの筋肉の硬直が、関節の動きを妨げ、肩こりの痛みを引き起こす原因になっていたと考えられます。
【施術内容と経過】
まずは神経症状の有無を確認するため、頸椎に対する徒手検査を行いました。神経圧迫の兆候は見られなかったため、筋肉の緊張と関節の可動域に対してアプローチする方針で施術を進めました。
施術では、トリガーポイント療法を中心に、関連する筋肉を一つひとつ丁寧に緩めていきました。さらに、肩関節や頚椎、胸椎の動きがスムーズになるように、関節モビライゼーションやストレッチを取り入れ、姿勢のバランスを整える調整も行いました。
1回目の施術後から、「肩のこりが軽くなった」「首が動かしやすい」とK様に実感していただき、肩関節の可動域も明らかに改善されました。
【今後の施術方針】
今後も、根本改善を目指して、姿勢の乱れや筋肉のアンバランスに着目した施術を継続していきます。特に、長時間のデスクワークによる姿勢の崩れが再発を招くリスクがあるため、生活習慣へのアドバイスや、簡単にできるセルフケア・ストレッチもあわせてご提案しています。
K様には、ご自身の体の状態を正しく理解していただき、健康な状態を長く維持できるよう、今後もサポートしてまいります。
「世田谷区 経堂 整体 マッサージ」せき整体院 田中